使える庭づくりを考えています。

人に見てもらうより自分が楽しめる庭づくりを試行錯誤しながら楽しんでいます。

ただ、日本でガーディニング(庭遊び)を楽しむには一工夫必要です。

イングリッシュガーデンみたいにヨーロッパでは街並みが美しいので、必然的にガーディニング(庭遊びと鑑賞)が好きな人が多いみたいで、街全体が公園みたいでくつろげます。

ところが、日本の場合、インフラ整備が文明開花以来、美観を配慮しないので、ヨーロッパの街並みを気に入ってしまった人にとっては辛いものがあります。

私の場合も、学生時代、ヨーロッパを旅して、美しい庭のテラスで食事したり、お茶を楽しんでいる家庭を垣間見て羨ましく感じました。ヨーロッパの人達のゆとりと言うか、心の豊かさを感じました。そんな若い時の記憶を消すことができず、短い人生、少しでも、ゆとりある豊かな暮らしをしたいと願い、雑然とした東京から信州安曇野の地に移ってきました。

信州は山河に囲まれ、ヨーロッパと同じ様な山や川の美しい景観がいっぱいの美しい土地です。この美しい土地に庭付き一戸建てを購入したのです。都会の庭無し一戸建てを売っ払い、信州の庭付き一戸建てに移り住んだのです。

しかし、現実は厳しいものがありました。インフラは都会と同じやり方を、すなわち、景観に配慮しない方法で、美しい土地でも行われていたのです。お陰で、ご覧の通り、美しい山並みも台無しです。

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ヨーロッパの街並みを知らなければ、こんな風景も気にならないのかも知れません。しかし、スイスやオーストリアの美しいアルプスを背景にした街並みを見た後では、日本アルプスの無残な姿はショックでした。

それでも、現実逃避は出来ないと、小屋作りを始めたのです。日本でガーデニングを楽しむには鑑賞場所が必要です(興醒めしない為)。美しい庭と、借景を楽しむ為の場所が必要です。

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美しい空間を切り刻むように張り巡っている電線や電柱は出来るだけ見えない様にする場所の確保がガーディニングを楽しむには必要不可欠です。日本の場合、庭遊びを楽しむには様々な工夫が必要です。

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