使える庭づくりを考えています。

人に見てもらうより自分が楽しめる庭づくりを試行錯誤しながら楽しんでいます。

長生きできる家づくり⑶、、自然界に寄り添う生活

30数年前に東京から信州に移り住んだのも自分の生き方を見定める為です。確かに、その為に犠牲にしてきた事は沢山あります。しかし、そのお陰で見えてきたもの、目標とするべきものが見つかったのです。東京に住み続けていたら、私の人生も終わっていたでしょう。少なくとも、今の目標にたどり着く事はなかったと思います。

一昨年に仕事を辞め、ライフワークを改めて考え始めました。そけで閃いたのが、ガーデニング、庭づくりと部屋の模様替えです。単純に、家にいる時間が長くなったので気になった事なのですが、貴重な時間を有意義に過ごすには、居心地の良い空間が必要だと感じました。

それには愛着を持つことが大切です。住まいや、自分に(心身共に)愛情を注ぎ、手を加える事で愛着が持てるようになるからです。それには美的センスが欠かせません。

例えば美的センスが欠如していると庭に雑草がはびこっても何も感じません。醜い無惨な光景が目の前に広がっても無関心です。そんな無関心さが、実は精神的に大きなダメージを与えているのです。生きる気力をなくしているのです。

気力を失うと同時に劣化が進みます。衰えに抵抗する力が無いからです。無残に枯れて行く姿を見ても何も感じません。行動する気力がないのです。

そこで必要なのが「美」とりわけ自然美への憧憬、自然志向、自然界と寄り添う生き方、考え方です。

こうした気持ち、価値観が芽生えれば、ガーデニングに興味を持ち、癒しの空間作りに励めるのです。庭だけでなく、室内も見直します。愛着が沸く機能美に満ちた空間に模様替えします。

長く続ける、長持ちさせる、長く生き続けるには醜い無残な形、光景、姿を嫌う気持ち、抵抗する気持ちがなければ負けてしまいます。無関心では現状に押し流されてしまいます。老い、劣化のチカラに押し流されてしまうのです。

問題を解決しようとする気持ちが必要です。多少お金をかけても、手をかけなけれならないと言う気持ちが必要です。抵抗する気持ちが必要なのです。

 

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